神棚の正しい場所、向き、配置とお供え方

はじめに

神棚を配置している家庭も多いと思いますが、正しい場所、向き、配置をしないとご利益を得られず、運気を下げてしまうので、ここで神棚についてしっかり学んで行きましょう。

神棚ってどんな意味があるの?

神棚は神道の神様を祀り家の守り神として崇めます。
神道(しんとう)とは日本古くからある民族宗教です。ただ他の宗教と違うのは、教祖がいないという事です。神道は教えることはしません。

神棚の正しい場所は?

神棚を配置する際に気をつけなければいけない事は、「明るくて清浄で家全体が見渡せる場所」「目線の高さより上である事」です。一般的には床の間に配置します。

※逆に神様をお祀りしてはいけない場所もあります。出入りの多いドア付近やトイレ、お風呂場、押入れです。神様のお家なので騒がしい場所や暗い場所を避けてください。

神棚配置の方位は?

方角は基本的には太陽が最も当たる「南向き」。明るさの象徴とされています。もう一つは太陽が昇る「東向き」になります。1日の始まりなので勢いの象徴になります。

ただし建物の構造上、南向きや東向きに設置場所がない場合は、明るい場所であれば西向きでも大丈夫です。あくまでも目安です。

マンションや二階がある場合は?


神棚の上に「雲」や「天」と書いたものを貼り付けましょう。二階に住人がいる場合は神棚の上を歩き回るわけです。しかし、雲もしくは天の文字を貼ることによって、神棚の上は雲であり空ですという見方になります。

文字の向きは?
特に決まりはなく、貼る向きによって運気が落ちるとかお利益がなくなるという事はありません。

雲版


雲版は雲を型どった板で、「雲」や「天」の字を神棚の上に貼るの同じ意味で、「神棚の上は空です、何もありません」の意味です。今では神棚を購入するとセットでついてくることが多いです。見た目も豪華な感じになります。

神棚のお供えの仕方


お供え物は基本は「お米」「水」「塩」になります。
お供えものの配置は左から「お水」、中央に「お米」右に「お塩」になります。毎日朝に新しいお米、お塩、水をお供えしてください。毎日が難しい場合は、お米は炊いたものではなく無洗米をお供えしましょう。

※月の初めと15日、お正月などはこれに加えてお酒や、榊をお供えします。

なぜお米?お塩?お水?

・お米は日本人にとっての主食であり、生きていく上で大切なものになります。太陽の恵を凝縮した食べ物になります。この恵を神様にお返しするという意味もあります。

・お塩も人間が生きていく上で塩分は大切になって生きます。

・水を飲まなければ人は死んでしまいます。これも生きていく上で欠かせないものです。

つまり私達が生きていく上で、お水もお米もお塩もなくてはならないものなので、感謝の気持ちを込めてお供えしましょう。

まとめ

・神棚の場所=暗い場所や人通りが多いところは避ける
・神棚の位置=明るく清浄で家族を見渡せる場所。目線より高い位置
・方位=南向きか東向きがベスト。二階に住人がいる場合は雲板を付けるか神棚の上に「天」か「雲」の字を書いて貼る。
・お供え物の配置=左から「お米」「水」「塩」になります

正しい配置、方角を守り、毎日お供え物を変えるよう心がけ、家族の健康、家の安全を祈願しましょう!