スピンの基礎知識、ルールと種類とレベルの評価。フィギュアスケート

はじめに

フィギュアスケートの見どころと言えば、ジャンプステップ、そしてスピンです。選手は簡単そうに回っていますが、実はかなり高度な技術を行っています。今回はスピンにピックアップして基礎知識から見ていきましょう!これであなたもスピン通ですね!

スピンの種類

フィギュアスケートにおける華であるスピンの種類はたくさんあります。ISUのルール上では、アップライトスピン、キャメルスピン、シットスピン、レイバックスピンとこの4つがスピンの要素とされています。ではそれぞれのスピンを見ていきましょう!

アップライトスピン

アップライトスピンは滑っている足がまっすぐ伸び、直立した姿勢で回転する技です。演技の最後に良き見るスピンです。回転速度が速くひときわ歓声があがります。このアップライトスピンの難度姿勢としてトンプソン、I字などがあります

キャメルスピン

滑っている軸足に対して、身体と逆の足が氷上と平行に回るスピンです。難度姿勢として、上向きキャメルスピン、キャッチフット、ドーナツスピンなどがあります。

シットスピン

しゃがんだ状態でのスピンになります。お尻が膝より下に下げなければ認められません。難度姿勢としてはブロークン、キャノンボール、パンケーキなどがあります。

レイバックスピン

仰向けに大きく海老反りのように反ったスピンになります。アップライトスピンの1種でもあります。とても美しいスピンの一つです。難度姿勢としてヘアカッター、ビールマンなどがあります。女性選手必須のスピンですね!

スピンのルール

ここではおおまかな基本となるルールを紹介します。
・回転数
スピンは二回転の基本姿勢を伴わないものは、レベルがなく無価値です。三回転に満たないスピンはスピンと認められずスケーティング動作になります。

・基本姿勢
キャメル、シット、アップライトの3つの姿勢。一つの姿勢で回転数が二回転。途切れてしまうと姿勢と数えられません。頭や両腕の位置の変化、回転速度の変動は許されます。

・スピンコンビネーション
最低でも2つの異なる基本姿勢を含まなければなりません。

レベルの特徴

レベルには1〜4段階あります。選手はこのレベル4を狙って演技構成をしていくわけですが、このレベルはどのように決められているのかは主に以下のような点できまります。

(1) 難しいバリエーション
(2) ジャンプにより行われる足換え
(3) スピンの中で足を換えずに行われるジャンプ
(4) 足を換えずに行われる難しい姿勢変更
(5) スピンへの難しい入り方
(6) スピンによる明確なエッジの変更
(7) 回転速度

などを審査しレベルが決まります。

スピンバリエーション

ここでは浅田真央選手のスピンのバリエーションを動画でピックアップしましたので、これは何スピンだとか見極めてみてください♪

浅田真央(mao asada) 永遠の宝物 3 ~ スピン(Spin)大全集

・難易度の高いスピンへの入り方

スピンの色んなフライングエントランス

まとめ

いかがでしたでしょうか。ここまでを簡潔にまとめます

(1) スピンの種類=おおきくわけて4種類
(2) 4種類のスピン=アップライト、キャメル、シット、レイバック
(3) スピンのルール回転数=回転は2回以上
(4) スピンのルールコンビネーション=最低でも2つの異なる基本姿勢を含む
(5) レベルの特徴=難しいバリエーション、姿勢、回転速度など、上記を参照

私はジャンプよりもステップやスピンの方が好きなんです
♪ステップの足さばきやスピンの姿勢の美しさにうっとりです!よくあんな姿勢でくるくる回れるなーなんて感心もしちゃいます!スピンに詳しくなればまたフィギュアスケートもより楽しく観れますよね!