シングル→ダブル→トリプル→４回転。なぜ４回転だけ日本語？

はじめに

シングル→ダブル→トリプル・・・4回転。なんで4回転だけ日本語なの？とか、お金ってどれくらいかかるの？衣装は決まりある？なんてフィギュアスケートの素朴な疑問に答えます。今回は第２弾、フィギュアスケートの疑問第１弾はこちら。

シングル、ダブル、トリプル、４回転・・・あれ？言葉の疑問

・︎なんで４回転だけ日本語？
解説者「決まりました！クワドサルコウ」って言われて何だか分かりますか？これだとクワドサルコウという新しい技名に聞こえてしまいますね。これならどうでしょう？
解説者「決まりました！４回転サルコウ」これなら4回転しているサルコウジャンプだと分かります。つまり、4回転＝クワドは一般的に馴染みがなく、分かりづらいので見ている視聴者にも分かり易く４回転と言っています。日常的にも耳にするシングル、ダブル、トリプルと違いクワドは一般的には耳にしないですからね。ちなみにクワド以降は以下のように呼びます。

⭐︎ジャンプの見分け方

衣装や費用に関する疑問

・女子の衣装はなんでみんなミニスカート？
フィギュアスケートはもともと格式の高いスポーツでした。そのため衣装も男性はスーツ、女性はスカートだったそうです。しかし、技が高度になるにつれ衣装も進化し、より軽く体にフィットする形になりました。女子のロングスカートではジャンプの際に空気抵抗がかかってしまい回転力が落ちてしまいますので、ミニスカートになりました。しかし、ロングスカートは見栄えも良いため、アイスダンスやエキシビジョンでは着られる事が多いです。

・女子選手の衣装はパンツではダメなの？
女子のパンツスタイルは２００４年から認められるようになりました。

・フィギュアスケートの衣装っていくらぐらいかかるの？
衣装代は作るとなるとオーダーメイドになります。演技曲のイメージに合わせ、動きやすさを追求しつつ見た目も良いものを作るとなるとお金もかかります。以前、村主章枝さんが書いた本にはオーダーメイドで１着１０万ぐらいはすると言っております。もちろんそれ以上する衣装もあればもっと安いのもあります。また、羽生結弦選手のように、子供の頃はお母さんの手作りだったりする事もあります。

・フィギュアスケート靴の値段は？
スケートの靴には一般靴とスケート選手が履くような選手靴があります。一般的な靴は1〜2万前後で買えますが、選手靴は靴とブレードが別売りされていて、だいたいトップクラスの選手が履いている靴は靴とブレード合わせてだいたい10〜15万円前後になります。

・衣装のキラキラが取れると減点？
華やかな衣装には、キラキラのスパンコールがつきものです。しかし、演技中にこのキラキラが取れてしまうと減点になります。よって、取れないようにしっかり縫ったり専用の接着剤で取れないようにしています。

・フィギュアスケートを始めたいけど費用はどれくらい？
フィギュアスケートにかかる費用は主に以下のようになります

など、選手によっては栄養士をつけたり、リンク貸切したり、トレーナーをつけたりと何かと費用がかかります。おおよそ、年間１０００万〜２０００万かかるとも言われています。しかし、上位選手になるとメディアに取り上げられられたりCMなど出演もあり、スポンサーがついたり特別強化選手に選ばれると連盟から補助が出て渡航、滞在費を連盟が負担してくれたりなど金銭面では負担は減ります。なんにせよ、始めるとなると金銭的には、それなりの覚悟が必要かもしれませんね。

フィギュアスケートの︎プロとアマの違いは？

プロスケーターとアマチュア選手の違いはと言うと、アマチュアはスケート連盟に登録をしていて公式試合（オリンピックや世界選手権など）に出場できる資格を持っている人です。正確にはアマチュアではなくエリジブルといいます。プロスケーターは競技連盟に選手登録をしておらず、公式試合（プロ参加可能なもの以外）には出場できません。プロはアイスショーなどに出演し生計を立てています。
つまり、世界大会や五輪にはプロ選手はいないことになります。選手生活を引退してプロに転向しアイスショーなどで活躍するスケーターが多いです。

まとめ

いかがでしたでしょうか。ここまでを簡潔にまとめます

フィギュアスケートは今後どんどん注目される競技になりますね！その分は始められるお子さんもたくさんいると思います。今後、素晴らしい選手が続々登場するのが楽しみですね！