はじめに
春節って何?どんなお祭り?時期はいつなの?と気になる方も多いと思います。毎年2月になると、中国人の観光客をよく見かけませんか?横浜中華街もこの時期になるとよく報道されますよね。その辺の疑問を伝えていきたいと思います。
春節ってなに?
春節とは旧暦上のお正月、つまり旧正月になります。日本も昔は旧暦を使っていましたが、明治維新後に新暦に変わっています。
現在アジアでは主に10の地域で旧正月を祝っています。
・中国
・台湾
・韓国
・北朝鮮
・モンゴル
・インドネシア
・マレーシア
・シンガポール
・ベトナム
・ブルネイ
国によって日数等は違いますが、過ごし方は日本の正月と変わりません。旅行したり、帰郷して家族と過ごしたりします。
春節の時期はいつ?2019年の春節は?
2019年の春節は2月5日(火)〜になります。
前日の4日(月)は日本の大晦日にあたり、その前日は日曜日になり旧正月の終わり翌日が土日になると休みも長くなります。2019年のお休みは2月2日〜10日と予想されます。よってこの時期に中国人観光客は増えると予想されます。
新暦である1/1もしっかりお祭りします。私は年末年始に上海に行っていた時があり、年の代わりには爆竹や花火など盛大に祝っていました。ただ旧正月の方が盛大にしているイメージはあります。
日本での春節の様子
日本でも春節を祝います。最も有名なのが横浜中華街で行われる春節祭です。期間はおおよそ1ヶ月にも及ぶお祭りです。週末の土日になると色んな催し物やイベントがあります。
主なイベント内容例(年によって変わる可能性あります)
・中国舞踊
・中国雑技団
・中国獅子舞
・中国武術
・変面
・パレード他
知っておきたい中国の何これ?
これは「倒福」といい、「福」の字は、「幸福」を意味します。
「倒」dàoと「到」dàoの発音が同じことから、「福」の字を逆さに貼って「倒福(福が逆さ)dàofú」=「到福(福が到る)dàofú」の意味を表します。
今も昔も、人々が幸せに暮らせるよう、素晴らしい未来が到来するようにとの願いが込められています。
中国でお祝い事やお祭りになると、町中は赤に染まります、中国では赤が縁起がいい色とされています。結婚式でも日本では純白のウエディングドレスや袴を着ますが、中国では赤い衣装を着ることが多いです。
動物というとちょっと違いますが、龍や鳳凰、虎は縁起がいいとされています。中国では辰年生まれの子供は特に良いとされ、未年は縁起が良くなく、なるべく未年の出産は避けるそうです。
虎は中国では最も強い生物と言われています。日本のことわざで「鬼に金棒」とありますが、これと同じ意味で中国では「虎に翼」と言います。虎に翼が生えたらもう立ちうち出来ませんって事です。
春節時期に中華街に行った際はぜひ使って挨拶してみてください。
・あけましておめでとう→新年好(Xīnnián hǎoシンニェンハオ)
・あけましておめでとう→新年快乐(Xīnnián kuàilè シンニェンクアイラ)
※中国語で春節は→Chūnjié(チュンジエ)
まとめ
2019年の旧正月は2月5日の火曜日になります。
日本では主に正月になるとおせち料理が出ますが、中国では主に魚、麺類、鶏肉、白菜が食卓に並びます。
中国では春節に合わせ休暇を1ヶ月も取る人もいます。それだけ中国にとって春節は特別な行事なんです。