出雲大社神秘!必見!絶対知っておくべき参拝方法と参拝ルート!

はじめに

「縁結びの聖地」と言われている出雲大社。毎年ご縁をもとめて全国から参拝者が殺到しています。出雲大社は数々のミステリーも多く謎に包まれています。そして出雲大社は他の神社とは参拝方法が違うのはご存知でしょうか?今回は参拝ルートから、参拝方法など、観光客にもほとんど知られていないご利益を余すことなく授かるポイントを紹介したいと思います。あと私が参拝した時の不思議な体験もお話しします!これを読んで出雲大社へゴー!!

出雲大社に行くのはいつがベスト?


旧暦の10月は「神無月(かんなづき)」といって、全国から神様がいなくなる月と言われています。では、神様は何処にいってるの?御察しの方はわかると思いますが、そう出雲に集まるんです!出雲では全国の神様が集まる事から、この時期を「神在月(かみありつき)」と言います。
出雲では最もお利益を授かれる時期なんです。

出雲大社の謎

この出雲大社はどんな目的で誰がいつ建てたのでしょうか?
実は、全部解明されていないのです。。。非常に謎の多い神社なんです。その分神秘的ですよね。

出雲に着いたらこれを食べるべし!


出雲大社へ行くには出雲大社前駅で下車し、降りてすぐの神門通りを歩きます。ここを歩いて行くと、「出雲そば」と「ぜんざい」のお店が並んでいます。実は出雲市は「ぜんざい発祥の地」とされています。
私も出雲そばとぜんざいセットをいただきました!うまし!

昔から神在月に振る舞われていた「神在もち(しんざいもち)」が起源とされて、これが後に「じんざい」が「ぜんざい」となったとされています。

出雲大社へ参拝する前に行く場所

出雲大社を参拝するには、先ほどの駅を降りて神門通りを歩き出雲大社へ直接行くのが一般的ですが、ちょっと待った!

参拝前に「砂」を取りに行くべし!


なぜ「砂」を取りに行くか?は今は置いといて、鳥居の前まで来たら左折し、神迎えの道(旧表参道)をトコトコ歩く事、、、約10分。「稲佐の浜(いなさのはま)」へ到着!
実はこの稲佐の浜、出雲大社と関わりのある神聖な浜で、ここが「神在月に全国から神様が上陸する」場所と言われております。
神を迎えるお祭り「神迎祭」をここで行われます

「出雲大社神迎祭」短編(出雲市大社町)
◎︎豆情報1 稲佐の浜での夕日が沈む様子は「日本遺産」にも認定され、絶景なので是非その目で見てみてください!

話がそれましたが、稲佐の浜に到着したら、砂浜の砂を拾ってください!この砂を何に使うかは後ほどお話ししますね。

いよいよ出雲大社参拝へ!参拝ルートはこれだ!


鳥居まで戻り、鳥居をくぐるとここからは神の領域になります。空気もガラッと変わります。参道を進んでいくと全国でも珍しい「下り参道」になります。参道が降っているため、御本殿へと足取りが誘われる感覚になります。

祓社(はらえのやしろ)

参道を下って行くと右手に「祓社(はらえのやしろ)」があります。この祓社で「けがれ」を払っていきます。
この祓社では、自分でも知らぬ間に犯した心身のけがれを払い清めてくれる神様がいると言われています。いわば、これからご利益を授かる為の大切な準備になります。

参拝方法


さて、社に参拝前にほかの神社と参拝方法が違います。出雲大社でお利益を授かるには独自の参拝方法をしなくてはいけません。

一般的な神社の場合
2礼2拍手1礼
出雲大社の場合
2礼4拍手1礼

になります。もともと出雲大社では大きなお祭りの場合は「8拍手」をするのですが、普段は半分の「4拍手」をするのが作法とされ受け継がれてきました。

⭐︎正しい参拝の仕方は?マナーとルールは?神社とお寺の参拝法の違い

大しめ縄のある拝殿へ


祓社で身を清め拝殿へ。樹齢400年の立派な松並木を抜けると、いよいよ出雲大社の代名詞である大しめ縄のある拝殿が見えてきます。
この拝殿も縁結びには重要な場所です。

◎ 豆知識2 2014年に高円宮家(たかまどのみやけ)の次女である典子さんと出雲大社の宮司が拝殿で結婚式を挙げました。出雲大社がさらに縁結びとしてご利益のある場所としてキッカケになりました。

☆しめ縄の意味は?出雲大社のしめ縄はどうやって作るの?作り方

御本殿へ


拝殿で2礼4拍手1礼した後に参拝に向かうのは出雲大社の中心部。
ご祭神である縁結びの神様「大国主神(おおくにぬしにかみ)」が祀られている御本殿!そこは何人たりとも立ち入ることができない最も神聖な場所です。1952年に国宝に指定されました。
ここで御本殿に参拝。ただこれで終わりではありません!境内に御本殿を取り囲むようにいくつもの社殿があります。

御本殿を中心に反時計回り

じつは反時計回りに境内を巡ると縁結びのお利益が授かれると言われています。

十九社(じゅうくしゃ)

まず向かうのは「十九社(じゅうくしゃ)」。ここは縁結びを授かる為の重要な場所です。
十九社とは神奈月に全国から出雲にやってきた神様が宿泊するホテルです。そこで神様たちは「神はかり」という会議を行うそうなのですが、そこで議論が交わされる内容が「縁結び」なんだそうです。
十九社を参拝すると神様が「縁結びの相手」を決めてくれるとか。なんか面白いですよね。

素鵞社(そがのやしろ)


御本殿の周囲を反時計回りに回り、つづいて向かうのが、縁結びの神様「大国主神の父親」である「スサノウオノミコト」が祀られている「素鵞社(そがのやしろ)」です。御本殿の真裏にあります。
さて、ここで使うのが稲佐の浜で取った「砂」です!

ここは境内の中でも異質な雰囲気で私も気づいたら30分以上ここに引き寄せられていました。
参拝を終え、社殿の周囲を散策すると、縁の下に木箱に入った砂があります。ここに入ってる砂は縁結びの神・大国主神の父であるスサノオノミコトの力が宿っていると言われる、とてもご利益のある砂です。

ここでポイント
この砂をいただく為の条件として、「稲佐の浜の砂と交換」することが必要!
私もこの砂を頂いて帰りましたが、砂はしっとりしていて、でもサラサラしている不思議な触り心地の砂です。

立ち入り禁止の岩を触るべし!

素鵞社(そがのやしろ)は砂の交換だけではなくもうひとつポイントがあります。出雲大社の真裏は八雲山と呼ばれ、神々が住み力を宿した神聖な場所です。しかしとても神聖な場所なので立ち入り禁止となっております・・・が、境内で唯一その山に触れることのできる場所があるんです!
それが素鵞社(そがのやしろ)の裏側にある山の岩です。この山に触れるとご利益が授かるそうです。必ず触れておきましょう!

最後は小さな賽銭箱


素鵞社(そがのやしろ)を後にし、引き続き反時計回りに歩くと、左側にポツンと小さな賽銭箱があります。殆どの人が見落としてしまう場所です。ここがご利益に重要なポイントです。

「御本殿は最後に必ず西から参拝する」

御本殿は参拝したのになんで最後に小さな賽銭箱の前で参拝するのか?それは、縁結びの神・大国主神が向いているのは正面ではなく西に向いているからです。なので、西から参拝しないと正面から参拝した事にならないのですね!

なぜご祭神は正面ではなく西に向いてるの?

その理由は、明確な理由がなく出雲の謎の一つです。ただ、こんな説があります。
「全国の神様を出迎えてる」説
西の方向には稲佐の浜があり、稲佐の浜に上陸した全国の神々を出迎えるためと言う説です。ロマンありますね!

私が行った時の不思議な体験


私は朝8時に出雲大社に到着したのですが、まだ人も居なくて雨も降っていました。鳥居をくぐった瞬間に空気が変わり、雲がサーっとなくなり晴天になりました。そして参拝し、出雲大社を後にした途端にまた曇りだして雨が降ったという不思議な体験をしました。

まとめ


いかがでしたでしょうか?これらを簡潔にまとめます!

出雲大社参拝方法
2礼4拍手1礼
出雲大社参拝ルート
稲佐の浜で砂を取る→祓社(はらえのやしろ)→反時計回りで拝殿→御本殿→十九社(じゅうくしゃ)→素鵞社(そがのやしろ)→西の小さな賽銭箱
ポイント
・ 素鵞社で稲佐の浜の砂と縁の下の砂を交換
・ 素鵞社の裏側にある山の岩に触れる

御本殿を中心に反時計回りに境内を回る理由は、西側を向いているご祭神に失礼のないように下座から回るべきだからと言われています。
とてもミステリーの多い出雲大社。ご利益こぼしのないように、しっかり学んで参拝してくださいね!