血管と骨の老化を防ぐ最強食べ物とは?栄養UPの食べ方!

はじめに

日本のソウルフードといえば誰もが思う納豆。日本人で納豆が嫌いな人は少ないと思います。昔から納豆菌は身体に良いとされていますが、最近の研究では更なる納豆パワーも解明されています。しかし、納豆の食べ方を間違えると栄養が激減してしまいます。そこで栄養を十分に摂れる食べ方も紹介していこうと思います。

納豆の4大栄養素


納豆の栄養素には血管に良い栄養素が3つ、骨に良い栄養素が1つあります。この4大栄養素について詳しく見ていきたいと思います。

血管を老けさせない第1の栄養素

血管が老けるとは大きく分けて2つあります

① 血管が詰まってしまう
② 血管が硬くなってしまう

まずは①の血管が詰まってしまうのを改善してくれる栄養素について解説していきます!その名も「ナットウキナーゼ」!このナットウキナーゼはその名の通り納豆にしか存在しない栄養素になります。
・ナットウキナーゼが血栓を溶かしてくれる
血栓というのは血液の中に含まれる赤血球、白血球、血小板などの血球成分が固まりを作ってしまうのを血栓と言います。この血栓が血管に蓋をしてしまい、十分な酸素や栄養が流れなくなってしまい、そこから先の細胞が死んでしまうのです。それが原因で起こってしまうのが心筋梗塞や脳梗塞になります。
そんな恐ろしい血栓を溶かしてくれるのがナットウキナーゼになります。ナットウキナーゼは血栓をバラバラに分解したり、血栓ができるのを未然に防ぐ事ができます。
・ナットウキナーゼは納豆のどの部分にあるの?
ナットウキナーゼは納豆の「ネバネバ成分」の中にふくまれています。しかしこのナットウキナーゼ、食べ方が悪いと栄養をダウンしてしまいます。後ほど解説しますね。

血管を老けさせない第2の栄養素


次に②の血管を硬くしてしまうのを防ぐ栄養素を解説していきます。その名も「レシチン」!このレシチンは納豆の大豆の部分に含まれている栄養素になります。
・レシチンの働き
健康な生活をしていれば、正常な血管だと何のトラブルもなく血液はスムーズに流れるのですが、不規則な食生活を続けると悪玉コレステロールが増えていきます。この悪玉コレステロールが悪さをして血管の内側にコブのようなものを作っていきます。その結果、しなやかで柔軟性のある血管が硬くなってしまうのです。
レシチンはこの悪玉コレステロールを排除し、コブが作られるのを予防します。

血管を老けさせない第3の栄養素

血管の老化を防ぐ第3の栄養素は「大豆イソフラボン」になります。大豆イソフラボンは血管を丈夫にしてくれる効果が期待されます。悪玉コレステロールを減らし善玉コレステロールを増やす働きがあるので、動脈硬化を予防する働きもあります。

・ナットウキナーゼ、レシチン、大豆イソフラボンの三つの栄養素がそれぞれの働きをし、血管の老化を防ぎます

ナットウキナーゼ=血管を溶かす
レシチン=硬くなるのを防ぐ
大豆イソフラボン=血管を丈夫にする

栄養を逃さない正しい納豆の食べ方


このように納豆は血管を老けさせない為の頼もしい栄養素が多く含まれています。しかし食べ方を間違えると、ナットウキナーゼに関しては効果が激減してしまいます。ポイントは5つ!

① かき混ぜる量
② タレを入れるタイミング
③ トッピング
④ 納豆をのせるご飯の温度
⑤ 納豆を食べる時間帯

・かき混ぜる量
ナットウキナーゼを最大限に取る為には、しっかりかき混ぜることが大事です。ナットウキナーゼは胃酸で溶けてしまう為、納豆を混ぜることによって増える「糖タンパク」がナットウキナーゼを保護し胃酸で溶けるのを防ぎます。目安としてはしっかり糸を引くぐらいかき混ぜると良いです。

・タレの入れるタイミング
納豆を買うとタレと辛子がついてきますよね。このタレのかけるタイミングも重要になっていきます。ナットウキナーゼを最大限に取る為には、タレは納豆をかき混ぜてから入れましょう!混ぜる前の納豆を見てみると、大豆に白いものが付着していると思います。これを「被り」と言います。先に入れてしまうと、この被りを流してしまい粘りが出なくなってしまいます。

・良いトッピングと悪いトッピング
納豆に合わせるトッピングとして悪いのは生卵です。納豆にはビタミンB群の「ビオチン」が含まれています。このビオチンは肌に良い成分です。しかし、このビオチンの吸収を妨げてしまうのが卵白(白身の部分)になります。卵をトッピングする時は黄身だけを入れるのが良いです。
納豆に合わせる良いトッピングはネギになります。ネギは「アリシン」という成分が含まれています。このアリシンも血栓を防ぐ効果があります。ナットウキナーゼと同じ効果があるのでW効果になります。

・ご飯は冷ます?アツアツ?
アツアツのご飯にかけて食べる方は多いと思いますが、実は冷ましたご飯にかけるのがベストなんです。ナットウキナーゼは熱に弱い性質があります。ナットウキナーゼは50℃で活性が鈍くなり、70℃を越えると機能をほぼ失ってしまいます。よって炊きたてよりは、少し冷ましたご飯にかけたほうが良いという結果になリます。
個人的にはアツアツのご飯にかけて食べたいですが・・・。

・納豆を食べる時間帯
おおまかに朝に食べるか、夜に食べるかになります。ナットウキナーゼを最大限に取る為には夜に食べるが正解です。血管の天敵である血栓は寝ている時にできやすいのが理由です。人間は睡眠中でも汗をかくので、寝ている時は水分補給ができないため血液から水分が減ってしまい血栓ができやすくなってしまいます。

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骨を老化させない第4の栄養素


骨を丈夫にする成分といえばカルシウムを思い浮かべますが、それに加え納豆の「ビタミンK2」が上質で健康な骨を作ることが最新の研究で判明しました。骨は3ヶ月から半年にかけて新しい骨に生まれかわっています。身体全体でいうと5年ぐらいで全体の骨が生まれ変わっています。
カルシウムが骨にしっかり沈着するためには骨たんぱく質の一種である「オステロカルシン」が必要になります。このオステロカルシンの働きを活性化してくれるのがビタミンK2になります。オステロカルシンが活発になればカルシウムが骨に綺麗に沈着するので骨を老化させないことになるんですね。
・小粒納豆、ひきわり納豆、大粒納豆どれがいい?
お店には小粒納豆、ひきわり納豆、大粒納豆とありますが、骨の老化を防ぐにはどの納豆が良いのでしょうか?ズバリひきわり納豆です!大粒納豆の方が含まれてそうな感じがしますが、ひきわり納豆は小粒、大粒納豆に比べるとビタミンK2が1.5倍も多く含まれています。ひきわり納豆は豆を砕いて作るので表面積が広く納豆菌がより多くつきます。

まとめ

いかがでしたでしょうか。ここまでを簡潔にまとめます
納豆に含まれる4大栄養素

(1) ナットウキナーゼ=血栓を溶かしてくれる
(2) レシチン=血管を硬くするのを防ぐ
(3) 大豆イソフラボン=血管を丈夫にする
(4) ビタミンK2=骨の活性化の手助け

納豆の食べ方ポイント

(1) 良くかき混ぜる
(2) タレは最後に入れる
(3) トッピングはネギがいい
(4) 少し冷ましたご飯にのせる
(5) 夜に食べるといい

納豆は身体に良いことはわかったんですが、じゃあ朝昼晩納豆じゃー!なんて思う方もいるかもしれませんが、納豆菌は非常に強い菌のため、取りすぎると他の菌も殺してしまう恐れもあるので、何事もほどほどに!ですね!